開催中の展覧会情報

2024年 秋季展

開館十周年記念 古田織部と門下たち

2024年9月13日〔金〕~2025年3月2日〔日〕
開館時間 9:30~17:00(入館は16:40まで)
休館日=月曜日(祝翌日休館)、年末年始
入館料=大人500円/大学生・高校生400円
      小中学生300円/未就学児 無料
      団体(15人以上)100円引
      樂焼玉水美術館(堀川通寺之内上ル、入館料300円)
      との共通券 700円

開館十周年記念 古田織部と門下たち
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ごあいさつ

 今回の展示では、古田織部に茶の湯を学んだ将軍、公家、大名、豪商、職人など多彩な顔ぶれをもつ門人たちにスポットを当てていきます。書状や茶道具などの展示品を通して、自刃した織部の人脈が徳川家康やブレーンにとって畏怖の対象だったことを感じ取っていただける内容となっています。

展示品目録

No 作品名 作者 箱書 日付・宛先・銘・文句 制作年代
1 書状 古田織部(1543~1615)筆   (慶長十年)二月二十一日付 本願寺教如宛 江戸時代初期
2 書状 本願寺准如(1577~1631)筆   (慶長八年頃)十一月朔日付 古田織部宛 江戸時代初期
3 書状 徳川秀忠(1579~1632)筆   極月廿七日付 江戸時代初期
4 竹茶杓 古田織部 作 一啜斎宗守 筒書   桃山時代
5 自筆書状 古田織部 筆   (慶長八年)三月廿五日付 上林徳順・春松宛 江戸時代初期
6 書状 浅野幸長(1576~1613)筆   十一月十七日付 桃山時代
7 『織部百ヶ条』巻       江戸時代初~前期
8 書状 伊達政宗(1567~1636)筆   (慶長七年)八月廿七日付 古田織部宛 江戸時代初期
9 伊達政宗所持 播州芦屋菊水地紋 折羽覆垂釜   川琳哲 箱書 2代長野垤志折紙   桃山時代~江戸時代初期
10 伊達政宗好 猿曳棚   織部より清水道閑に伝来写 「太守(伊達政宗)様の御意で作る」 江戸時代初期
11 書状 角倉素庵(1571~1632)筆   閏八日付 妙法院宮堯然法親王宛 江戸時代初期
12 書状 上田宗箇(1563~1650)筆   九月十七日付 江戸時代前期
13 織部数寄屋指図 小堀遠州(1579~1647)筆     江戸時代前期
14 佐久間将監好 甲朱 黒雪吹 盛阿弥 造     江戸時代前期
15 竹茶杓 小堀遠州 作 下村西行庵箱書 西本願寺伝来
『大谷家(本派本願寺)旧御蔵品入札』第一回(大正2年、本派本願寺御殿)所載
「中長吉(中井長侶)様宛」
江戸時代前期
16 遠州好 小桐唐草図 朱丸棗 近藤道恵 造     江戸時代中期
17 遠州好 瀬戸 九曜紋茶碗     銘「八人座頭」 江戸時代前期
18 書状 板倉重宗(1586~1657)筆     江戸時代前期
19 書状 毛利秀元(1579~1650)筆   十月廿日付 江戸時代前期
20 毛利秀元所持 安南 樽形茶器       アユタヤ王朝時代中期
21 書状 舟越永景(1597~1670)筆   七月十一日付 江戸時代前期
22 和歌短冊 妙法院宮 常胤法親王(1548~1621)筆   「寄筵恋」 桃山時代~江戸時代初期
23 書状 近衛信尋(1599~1649)筆 近衛通隆 極 三日付 青蓮院宮尊純法親王 宛 江戸時代前期
24 和歌懐紙 広橋兼勝(1558~1623)筆   「春日同詠鶯是万春友和歌」 江戸時代初期
25 和歌懐紙 万里小路充房(1562~1626)筆 古筆了栄 極札 「春日同詠幸逢泰平代和歌」 江戸時代初期
26 和歌 短冊 安楽庵策伝(1554~1642)筆   「松虫」 江戸時代初~前期
27 木茶杓 本阿弥光悦(1558~1637)作 本阿弥光甫(空中斎) 筒書 本阿弥光勢 箱書   江戸時代初~前期
28 光悦好 輪口丸釜     「鷹峰山 大虚庵」 江戸時代前期
29 書状 本阿弥光悦 筆 桑田忠親 箱書   江戸時代初期
30 光悦好 唐草透 五徳 大西浄林(1590~1663)造 大西浄長 箱書   江戸時代前期
31 竹茶杓 安楽庵策伝 作 斎尾愛掌 筒箱書   江戸時代初~前期
32 安楽庵策伝在判 桐 溜塗四方盆   安楽庵策伝在判   江戸時代前期
33 『古織伝』 岡村登々之助(大坂衆)著   版本 江戸時代前期
34 『茶譜』   顕岑院旧蔵 写本 江戸時代中~後期
35 『茶人大系譜』 阿州棲霞陳人 著   天保三年(1832)版 版本 江戸時代後期
36 書状 (大徳寺156世)江月宗玩(1574~1643)筆   五月廿四日付 下野九兵衛 宛 江戸時代初期
37 鉄刀木 中次   安楽庵策伝 在判 古筆了任 極   江戸時代初~前期
38 光悦好 冨士棗 幸阿弥 造     江戸時代前~中期
39 「光悦七種」青替り赤筒茶碗 本阿弥光悦 造 共箱 初代善田好日庵・小堀宗慶・林屋晴三 箱書 銘「有明」(徳川吉宗老中)水野和泉守忠之―横山藤七…(加賀屋)斎藤重兵衛―(千草屋)平瀬助信…平瀬露香―善田好日庵伝来 江戸時代初期
40 竹茶杓 佐久間将監(1570~1642)作 小堀権十郎 筒書 古筆了泉 極札 古筆了意 極 銘「虫喰」 江戸時代前期
41 書状 2代針屋宗春 筆     桃山時代~江戸時代初期
42 松屋(松本)肩衝茶入 三宗匠 置方図 (大徳寺430世)大徹宗斗(1765~1828)筆   (利休・織部・遠州) 江戸時代中期
43 書状断簡 (筆者不詳)   「大文字屋宗味」の文言有 江戸時代前期
44 南蛮芋頭水指   土門(松屋)源三郎 箱書   16世紀後半
45 松屋肩衝写 溜塗 木型       江戸時代